埼玉工業大学は、千葉市未来技術等社会実装促進事業の自動運転車社会実装サポート事業による幕張新都心地域の公道において2023年1月21日、22日に実施された自動運転の実証実験に参加しました。
埼玉工大は、京成バスをはじめ、損害保険ジャパン、アイサンテクノロジー、建設技術研究所、東海理化と実施事業者として大学では唯一採択されました。本学は自動運転車両の提供とチューニング支援、ドライバートレーニング対応などを担当しました。
この実証実験では、使用車両に埼工大が開発した、日野レインボーⅡベース中型自動運転バス(全長:9m、自動運転システムAutoware、LiDAR、GNSSアンテナ等搭載)を提供しました。実証時の定員は全員着座で最大14名です。
走行ルートは、イオンモール幕張新都心~ZOZOマリンスタジアム~幕張ベイタウン~幕張ベイパーク~イオンモール幕張新都の周回ルートです。期間中に、一般試乗者が約200名がモニターとして、試乗されました。
開催初日には、千葉市・神谷俊一市長が試乗され、試乗後の取材対応では、昨年よりも「精度がアップした」と、快適で自然な走りを実際に感じたことをコメントされました。
今回の検証では、技術検証項目として、①車両・自動運転技術の検証(LiDARによる自車位置推定技術、遠隔監視など)、②道路環境・交通環境への適用検証。そしてサービス検証項目では、①自動運転バスの社会受容性の検証、②自動運転バスサービスの事業性の検証がありました。
特に今回は東海理化の状況監視カメラが合計10台搭載されて、車両の360度を直感的にビューができて、監視側のPCで任意方向の視界もチェックできる機能を備えた最新のアラウンドビューも採用されました。
自動運転バスの運転席
車内のモニター表示
東海理化の状況監視カメラの映像処理用のPC郡
東海理化の状況監視カメラによるアラウンドビューを千葉市長が見学
東海理化のアラウンドビューのPC表示
千葉市神谷市長の試乗
神谷市長をはじめ、実証事業者他関係者の記念撮影
神谷市長と本学・渡部大志教授(運転運転技術開発センター長)の記念写真
本実証実験参加の実施事業者のロゴ
関連情報
●動画 埼玉工業大学 自動運転AIバス 2023年1月 幕張新都心 実証実験
https://www.youtube.com/watch?v=oSCG6-Lofbg
●本件のプレスリリース
https://saikocar.sit.ac.jp/press/230112/
●本件の記事掲載
https://saikocar.sit.ac.jp/publisher/230130/
<参考情報>
●千葉市の発表資料 令和5年1月12日
自動運転バスが幕張新都心を走行します!~商業施設や住宅エリアを周回~
https://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/documents/230112-1-1.pdf